山田の独り言
2020.09.14(月)
「改正道路交通法」
皆さんこんにちは。
教育担当の山田です。
各地で大雨による被害が出ており心配が絶えません。
新宿区でも秋雨前線と熱帯低気圧の影響で、週末はジメジメしていました。
今日は改正道路交通法の一部「自動運行システム」にまつわる事を書かせてもらいます。
自動車の自動運行システムが今年の4月1日にレベル3での実用化が認められました。
それに伴い高速道路の加速車線と減速車線の制限速度が変更になりました。
それまでの制限速度は本線車道が100km/hでしたが、加速車線と減速車線では60km/hでした。
ただし、その実態はと言うとはたしてどうなのか?
自動車教習所等では「加速車線から本線車道に入る際は、十分に加速し本線車道を通行する自動車の進行を妨害しない事」のように教えて、制限速度については触れないのが一般的だったようです。
正直に、加速車線や減速車線で制限速度を守っていた運転手は、はたしてどれくらいいたのだろうか…?
しかし、自動運行システムは制減速度を確実に守ると考えられます。
そして、そのままの制限速度で自動運行システムが実用化されると、人間が運転する自動車と自動運行システムで運行する自動車との間に大きな速度差が生じる事が予測されました。
すると本線車道の流入路や流出路で、渋滞が発生したり危険な状態になる事が予測されたという事です。
そこでこの規定が見直され、実態に合わせて加速車線と減速車線の制限速度も本線車道と同じ100km/hに変更になったという事です。
したがって今では、堂々と加速車線で100km/hまで加速する事が可能となりました。
現時点では高速道路に限って自動運行システムでの走行が認められていますが、警備員の合図を自動運行システムは認識出来ないのが実情のようです。
将来的に自動運行システムで一般道路を走行するようになった場合、我々警備員の合図を認識してもらえるのかが気になる点です。
ちなみに、私の地元では当時高速道路がなかった為、教習所で高速道路の実技が無いかわりに、高速道路での事故映像を見せられた記憶がかすかに残っています。
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