その他
2020.07.25(土)
ある日社長からラインが来た
誰かが作った無意味なものに、他の誰かが勝手に意味をつけて、なんかよくわからないうちに考察されたり、作り手の思いとはよそに独り歩きしだす。
少し前にネットで流行ったけものフレンズ考察班みたいな現象、割とよくある話だと思うんですよね。
昔テキストチャット全盛期の頃、PCオタクのフレンズと話してた時「君の情報に価値があるかどうかなんて、受け取り手が決めることだよ」 って言われたことを思い出しました。今思えば深い。
ある日社長からラインが来ました 。
なにこのあたおか動画。
社長曰く元気の出る動画らしいんだけど、これで元気出るなら多分テレビの砂嵐見ても元気出る人だと思う。というか不自然なほどにだれも動画についてふれないんだけど。
普段の社内ラインのノリからすると
「なんすか社長これーww」とか返信があってもよさそうなのに、一切返信せずみんな仕事はじめてるし。社長なのに完全に無視されててなんか笑った。
このままラインのログが流れ、何事もなかったかのように日常が戻ってくると
思った所でふと、 ある考えが私の頭をよぎった。
これは、我々社員一同試されているのではないか?
「なんでこの企画をやるに至ったのか?」
「その対応をした理由は何ですか?」
常日頃から我々に口癖のように問いかけてくる社長。
その社長が、全く意味のない動画をわざわざ業務連絡用ラインにあげてくるわけがない。
完全な無からコンテンツは生まれない。
人は皆何かからヒントを得て、生み出している。
それならば、社長はなぜあの動画を作ったのか?
ダーウィンの進化論にアンチテーゼを投げかけているのか?
だめだ・・・いくら考えても答えが出ない。
くっ!(机ドンッ
自分で答えを出せない敗北感を抱えながら、意を決して製作者に聞いてみた。
「社長、あの動画はその・・・どういう意図で作ったんですか?」
「意味?ないよww」
「ですよねww」
やっぱりただのあたおか動画でした。
(完)
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