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2019.09.17(火)

警備ロボで仕事が無くなるか


 昨年某日、警備ロボの実証実験で実際に西武新宿駅にて稼働した。

 将来的に、AIや警備ロボットの技術の進歩によって警備員は不要になるのでは?と危惧されてるけど、実際どうなんだろう?

 警備員を依頼するより、AIやロボットの方がコストが安いなら、人的警備の淘汰は進むだろう。ただ、警備会社の多くは中小企業。AIやロボットを導入するのはコスト的にも非常に厳しい。もし一部の業務で導入しても、ロボットの料金は「レンタル扱い」となり安くなるだろうし、そしたら警備員を雇うより安いんだから全部ロボットでいいや、となってしまう為、警備員のコストも下げなければいけない可能性も出てくる。そうなると警備員では生活に困窮する。当然、警備の質の低下も免れない。

 現在、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、AIや警備ロボットを活用した警備方法が試行されている反面、警備員の専門性を伸ばそうという働きはあまり見られない。

 警備業界では、「業務別教育」を行なって警備員の専門性を向上しようと取り組んできた。ところが今、AIや警備ロボットにばかり熱心に取り組んで、メインであるはずの警備員に対しては見向きもされない。

 このままでは「素人貧乏警備員」と「高性能AI・警備ロボット」しかいなくなる。

 他業種でも「AIに仕事を奪われる」事が懸念されているが、警備業界はその影響をもろに受ける。多くの他業種と同様に合理化が進む現代で、警備業はどうあるべきなのか。

 警備員が必要な理由は、もちろん生命・財産を守る事。
ただ、警備員って色んな事があるんだよね。通勤通学路での挨拶から、道を聞きたい時、何かしらに困っていて相談したい時、緊急時に助けを求めたい時…
 これらはロボットじゃ無理じゃない? それに、ロボットを守る人も必要になると思う。壊れたらやっぱり人が対応しないとだし。


 結局、人の気持ちを察したり、イレギュラーな対応が出来ないんじゃロボットに任せるのは難しいと思う。
 だから、やっぱり人を育てましょ。

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